議会運営委員会で行かせていただいた行政視察先は岩手県

今回、議会運営委員会で行かせていただいた行政視察先は岩手県。
北陸新幹線が開通した事によって、福井県から東北地方が近く感じました。新幹線で福井→大宮→盛岡まで約5時間です😊(パソコンカタカタしてたら着きました笑)つまり、東北地方の方々にも来てもらえる距離感になったって事です!!

さて、今回は岩手県の3つの市役所を回らせていただき、先進的な事例について教えていただきました✨

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【視察レポート】
2024.4/24(1日目)
🟩盛岡市役所
2023年の1月にニューヨークタイムズ紙で、「2023年に行くべき52カ所」の2番目に盛岡市が選出されたことから、国内外に魅力的な観光地としてどのようにプロモーションしていったのかを学ばせていただきました。

【取組と予算について】
2023年1月に選出された事から、観光促進のために3月議会の補正予算で2,000万円を計上。さらに4月の臨時議会で4,000万円を追加計上した。
それまでも観光分野には力は入れていたが、今回の事を受けて、インバウンド対策などを強化。

💡受け入れ体制の準備
・デジタル観光マップを充実し、多言語(11ヵ国語)に対応させた
・駅に臨時観光案内所設置

💡宣伝展開
・JR東日本新幹線内車内市への掲載
・新しい観光事業の強化(もりおかプレミアムまちあるき事業)
・祭り行事を体験・体感できる場の創出
・他市町との連携(交通など)

【酒井が考えるポイント】
盛岡市と鯖江市では規模は違えど、市民が各々続けている活動などが市の財産である部分では同じ。
それらの財産を市がうまく拡大して、市民の方々が活躍する場作りを手助けしているイメージを受けた。でも一つの町では限界はあって、鯖江市はやはり丹南広域での連携をお願いする事は不可欠だと思う。都会からの人を鯖江に呼び込むためには、二次交通を市町越えて利用出来るように推進して行かないと、今後の観光はなかなか厳しいものがあると思う。盛岡市は力を入れる本気度がすごい!

4/25(2日目)
🟩奥州市役所
【奥州市議会】
3月27日、早稲田大学マニフェスト研究所による議会改革度調査2023が発表され、奥州市議会が前回の7位から順位を上げ、2位となった。どのような議会改革をしているのかを学ばせていただきました。

💡 市議会の「見える化」の推進
・議会だけでなく、各委員会の活動状況も発信(SNSなどを活用し、発信は議員が担当)
・議長による所信表明「市民への約束」を議長マニフェストにまとめ、実行目標とスケジュール工程表を一般に公表
・実行目標の取組状況や評価なども公表
・委員会ごとに政策提言を提出。その後のフォローアップも実施

💡広報・広聴活動
・委員会ごとに市民との意見交換会(ワールドカフェスタイル)を開催し民意把握
・SNSを積極的に取り入れ、議員が出演するFM放送も毎週放送
・議案、全員協議会、政務活動費などの資料を完全公開

💡議会のICT化(情報通信技術)
・委員会などの参加をオンライン可能に(一般質問などにも導入予定)

【酒井が考えるポイント】
市長選挙のように議長選挙の時にも公約をかかげて議員の前で演説(市民にも公開)し選挙。これが画期的😳議長に当選し、議長マニフェストとして公約を実行するために議員と共に取り組んで行く。委員会では市長に政策提言を出し、その後のフォローアップも忘れない(進捗がまだの場合は更にプッシュ)。

また、鯖江市議会と違ったのが視察などに市の職員さんも同行し一緒に学ぶ!(←これが出来るといい)

4/26(3日目)
🟩一関市役所
【一関市議会】
こちらも議会改革について。2023年にマニフェスト大賞の躍進賞部門で優秀賞を受賞。どのような事をして受賞に至ったのか学ばせていただきました。

💡議会広報誌のリニューアル
→広報委員会を常任委員会にし、開かれた議会を市民に広く周知。SNSなども活用。

💡議会モニターの採用
→議会を客観的に見てもらい改善点を市民の人に出してもらう。

💡大学との連携
→岩手大学に「議員活動の見える化」などを共同で研究。

💡市民懇談会の実施
→若い世代との懇親会を開き、出た意見などを市長に提言。

【酒井が考えるポイント】
広報誌の内容はもちろん、デザインは大事。議会の事を知ってもらうためには、興味を持ってもらえる物を製作する必要はある!(鯖江市でも広報委員会の議員さんが頑張ってくれてます🥹🙏)

市議会での発信は大事だけど、個人の発信もやっぱり大事。また主権者教育の大切さも今回の視察で感じました。

長々と視察で得た事を皆さんに共有させていただきました😌鯖江市議会で今後出来る事や現在出来ている事...。客観的に自分たちの議会を見る事ができたような気がします✨やっぱり今を変えようとすると、かなりの力が必要になるし、それを変えようとする強い気持ちとリーダーシップ、議員それぞれの努力は必要だと思います。

市民が自分事に感じられるような「開かれた議会」を目指して、少しずつでも議会が今の社会に合わせた運営になればいいなぁと思います。そのために道が作れるように頑張ります!

#鯖江市議会議員 #酒井ゆきこ #議会改革 #議会運営委員会